『パプリカ』を見てみました。【感想・レビュー】
[サイコサスペンス]
公開日 | 2006年11月25日 | |
時間 | 90分 | |
原作 | 筒井康隆 | |
監督 | 今敏 | |
脚本 | 水上清資、今敏 | |
出演者 | 林原めぐみ、大塚明夫 | |
制作 | マッドハウス | |
主題歌 | 白虎野の娘 | |
唄 | 平沢進 | |
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『パプリカ』の原作者は『時をかける少女』の原作者としても有名な筒井康隆さん、監督は『東京ゴッドファーザーズ』などで評価を高めた今敏さんという豪華布陣で、文化庁も支援している期待の作品です。
ただし内容の方は、流れる映像のほとんどが夢の中という特殊な物語で、ストーリー性は無いに等しく、不思議な世界観だけで最後まで押し切っている感じの作品です。
オープニングを見ると、とてつもなく面白い作品が始まるような気がしますが、残念ながらそのオープニング以上に面白くなることはありませんでした。
ただただ意味のよくわからない不思議な世界の映像が続いているというのが率直な感想です。
表現したいことがきっと面白いだろうことは感じるのですが、いかんせん“夢”というめちゃくちゃな世界の話であり、そして何が起こっても所詮夢だろうという感覚もぬぐい去れません。
制作者が夢の世界の映像に懲りすぎずに、もう少しわかりづらいストーリーを丁寧に描いていれば、この作品はもっともっと面白くなったような気がします。
しかし主題歌は凄まじく素晴らしく、意味不明の世界観をひたすら見せられ続けた後で聞くエンディングテーマは爽快でもあります。
このエンディング曲は難しい当作品とも合っていて、結局このエンディングに繋げるための意味不明なストーリーだったのかとすら思えてきます。
このエンディング曲に救われて作品は体をなし、『パプリカ』はそれなりの作品として見ることはできると思います。
個人的評価 | ||
ストーリー | 45点 | |
世界設定 | 90点 | |
作画 | 90点 | |
音楽 | 100点 | |
総合 | 77点 | |
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